第2期:野口英世博士の偉業の顕彰と保存された細菌検査室の活用(野口英世細菌検査室保存会)
「野口英世細菌検査室保存会」
細菌検査室の保存運動が成功裡に完結した翌年の1998年に、保存運動の意思を受け継いだ有志により、次のステップに向けた「野口英世細菌検査室保存会」が設立された。
細菌検査室の保存が実現したことから、この会は、野口英世の偉業を顕彰し、細菌検査室の重要性・必要性を説き、活用することで、細菌検査室の存続に寄与すること目的とする。

設立:1998(平成10)年6月20日
会員:90名
目的:
・野口英世の偉業の顕彰
・細菌検査室の存続に寄与、活用
活動:
<市民に向けた活動>
-ねらい-
・野口英世の偉業の顕彰
・細菌検査室の重要性と保存の必要性の説明
・保存運動の伝承
-具体的なイベント-
・講演会、パネル展
・子供向けの学習会、体験教室
・取材協力
・出版
<会員に向けた活動>
-ねらい-
・野口英世や細菌検査室に関する知識向上や情報交換
・野口英世や細菌検査室にゆかりの地、機関、人と会員の交流
・会員相互の親睦
-具体的なイベント-
・研修会(講座・探訪)
・会報の発行
・ホームページの開設、メールマガジンの発行
・野口英世や細菌検査室にゆかりの地、機関、人との交流会
・全会員による総会
<会あるいは会員自身の活動>
・野口英世と細菌検査室に関する資料の保管
・野口英世と細菌検査室に関する資料の発掘
・模型やパネルなどの展示物や説明書などの配付物の作成
野口英世金沢委員会
金沢区との関連事業に取組むサブ組織である。細菌検査室が存在する横浜市金沢区は2008年度に「区制60周年」、横浜市は「開港150周年」を迎え、協賛事業の募集があった。
これに呼応して、2007年の臨時総会で「金沢区制60周年・横浜開港150周年記念事業実行委員会」を設立し、講演会と演奏会を実施した。
その後、恒常的な委員会に改変、名称を「野口英世金沢委員会」とし、金沢区との関連事業に取組んでいる。
設立:2007年 月 日
メンバー:10名
目的:当会の目的に沿った金沢区との関連事業の推進
活動:
・市民に向けた講演会・パネル展
・子供向けの学習会、体験教室
平成15(2003)年7月、輸入食品・検疫検査センター/検疫資料館(一号停留棟)の施設公開開始
一号停留棟(以後、一号停留所)は、明治28(1895)年3月に上等船客(当時の旅客船賃「一等・二等」などの利用者)用の停留(一時的に宿泊収容する)施設として完成しました。
大正12(1923)年9月1日の関東大震災で罹災したものの、翌年には原形のように復元され、往時の姿を留めるものとして日本では唯一現存する建物です。
また、かつて検疫の実務に使用された貴重な器材や資料が保管されていたことから、昭和61(1986)年より「検疫資料館」としての活用が開始され、平成15(2003)年7月からは、年1回の公開ではありながらも市民が検疫の実態を目の当たりにすることができる貴重な施設でもありました。
野口英世細菌検査室保存会は、厚生労働省横浜検疫所の依頼を受け、年1回の公開日のガイドを委託され、それを期に、平成26(2014)~27(2015)年にかけて、同館の資料調査および目録作成を実施しました。この作業を通して、検疫施設としての歴史的価値やその重要性を再認識するところとなりました。
登録有形文化財「旧長濱検疫所一号停留所(検疫資料館)」の一般公開【2022年11月16日】
平成30(2018)年、登録有形文化財に指定
平成30(2018)年に登録有形文化財に指定され、それまでの協力支援が評価されて、本会(当時は「野口英世細菌検査室保存会」)に感謝状が授与されました。
その後、金沢区長浜にある厚生労働省横浜検疫所が、令和5(2023)年にみなとみらい21新港地区の合同庁舎に移転することに伴い、その跡地が更地になるとの情報があり、「登録有形文化財一号停留所」の保存がどうなるか、その将来が憂慮される事態となりました。

